子宮体癌の余命とは?

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ここでは、「子宮体癌の余命」
についてお話します。

 

癌は症状が進行すると根治が困難になり
末期の患者の中には
余命宣告を受ける方もいます。

 

それは子宮体癌も例外ではありません。

 

では、子宮体癌の余命や生存率は
どのくらいになるのでしょうか?

 

そこで、今回は子宮体癌の
余命についてまとめました。

 

子宮体癌とは

 

子宮は入り口にある子宮頸部と
奥にある子宮体部に分かれています。

 

子宮体癌とは、子宮体部の
一番内側にある子宮内膜にできる
癌を言います。

 

癌が進行すると、除々に浸潤し、
子宮頸部や卵管、卵巣に癌が広がり、

 

大動脈周囲のリンパ節に転移すると、
肺や肝臓、脳など遠隔内臓にまで
拡大し全身に転移します。

 

月経と一緒に子宮内膜は剥がれるため、
閉経後の女性や月経不順の女性が
発症しやすいと言われています。

 

逆に閉経前の女性は滅多に発症しません。

 

また、肥満女性は他の細胞を
エストロゲンに変化させることがある

 

と言われているため、
発症リスクが高いです。

 

エストロゲンは子宮体癌の
発症に関与しているためです。

 

子宮体癌の余命

 

もう一つの子宮癌である子宮頸癌の方が
発症率は高いですが
比較的早期発見しやすいです。

 

子宮体癌は子宮頸癌と違い
進行してから発見されることが
多いですが、

 

子宮体癌は他の癌と比べて
予後が良いと言われています。

 

それは症状の一つである不正出血が
あったときに癌の診断がつきやすく、

 

また確定するときにはステージ1
であることが多いためです。

 

不正出血が出現したときに早期に
受診すればするほど予後が良いです。

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また、進行がゆっくりで5年生存率も
他の癌の平均値を上回っています。

 

ステージ1の5年生存率は92%、
ステージ2は88%、

 

ステージ3は64%、
ステージ4は18%となっています。

 

ステージ2までは5年生存率が
80%以上となっており、
比較的高い数値となっています。

 

治療で残った癌は5年以内に検査で
見つかりますので、
5年が区切りとなります。

 

しかし、5年生存率とは、
5年間再発しなかったことではなく、

 

再発してもしていなくても
治療開始してから生存している
割合を言います。

 

よって、5年生存率の中に含まれている
人数の中には、子宮体癌を発症

 

しているがまだ生存している
人も含まれています。

 

子宮体癌の術後検診について

 

子宮体癌は治療後3年以内の
再発が集中しています。

 

そのため、治療後3年以内は
1〜3ヶ月ごとの検診を推奨しています。

 

その後4〜5年以内は6ヶ月ごと、
5年後は1年おきの検診を推奨しています。

 

この検診はフォローアップ検診といい、
骨盤内再発を発見するための内診と

 

膣を切断し切断された面への再発を
発見する膣断端細胞診が代表的です。

 

子宮体癌の再発の30〜65%が
骨盤内再発と言われています。

 

このように、子宮体癌は他の癌と比べ
生存率は高いですが、末期になると

 

全身転移するため一気に生存率が
低くなります。

 

また、同じステージである患者でも、
症状の進行は個人差があるため
余命も異なります。

 

子宮体癌を予防するためには、
日頃から自分の体に関心をもち、
わずかな異変に気づくことが大切です。

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